屋上で


それから三人はよく屋上で話しした。

宇佐美は楽しければそれでいい男なので、クミがいても大丈夫だった。

ヨシ子はクミが邪魔に感じていた。

クミは必ず宇佐美の隣りをキープするのだ。

そして、ボディのタッチが多い奴だ。

宇佐美はヨシ子にもクミにも同じ態度だった。

ヨシ子として面白いわけはない。

「ちょっと、奥井!!
 電光のこと好きなんでしょ?」

女同士のケンカですーーね。