屋上で


「ごめんなさい。
 ケガなかったですか?」

乙女!!なクミはすっと立ち上がりボディータッチ。

ヨシ子も負けずに立ち上がる。

「ねぇこの学校の生徒?」

舌打ちをするデカ男。

「ケガはない。
 触るな。
 この学校の生徒なわけないだろ」

デカ男は態度が大きかった。

「どうしてこの学校にいるの?」

ヨシ子の質問。

「部活で…試合の日決めに」

「何部なの?」

クミの質問。

この会話の間、デカ男は真っ赤な携帯を開いてメールをしていた。

「サッカー」

「かっこいい」

二人の叫び。

二人は恋に落ちた。

だって恋はするものじゃない落ちるものだから。

と、よく解からないナレーションをいれてみた作者 上。