「ハァ?ありえない」 「納得いかない」 そう言って宇佐美を追う二人。 早いです、宇佐美。 足が早いです。 陸部のヨシ子も早いけれど追いつきません。 クミも頑張ってヨシ子と並んで走っています。 はるか遠くにいる逃げ男 宇佐美。 それを追う二人の前に急に飛び出した男がいた。 もちろん二人はぶつかった。 男はデカくて二人は二人してすっ転んだ。 「…痛い」 「邪魔しないで」