翌日― ついにきた判決の日だ。 ゴクリと息をのむ宇佐美の前には怖い顔してにらむヨシ子と今にも泣きそうなクミがいた。 「どっちにするの?」 「・・・」 黙っている宇佐美。 「ねぇ~どっち?」 判決をせかすヨシ子。 「ごめん、決められない」 と、その場から走って逃げた宇佐美。 に、逃げた??なんて男なんだ…あきれてしまいます。