屋上で


「昨日のことは事故みたいなものなの」

「あんた(クミ)は黙ってて。
 電光!!どっちにするの?
 決めて、この微妙になってる関係…私嫌なの」

宇佐美は黙る。

何を言うか考えていた。

止まらない汗。

「私が悪いの。
 宇佐美くんのこと好きになっちゃったから」

泣き始めたクミ。

「その通りだよ」

クミを攻撃するヨシ子。

修羅場だ、修羅場。

(この場から逃げたい)

正直な宇佐美の気持ち。