君と最後の季節

リビングへ向かった僕は、ひかりさんと話していた。

「それでね、まぁくん。あの子ったら…」

「…ひかりさん。未来は、何かの病気なんですか?」

僕は、楽しそうに話していたひかりさんの言葉を遮った。

ビックリした顔をしていた。

それは、そうだろう。いきなり言われたら僕だってそうなると思う。

(何で分かったの?隠してたはずなのに…)

…は?いや、今、ひかりさんの声がした?

でも口は、動いてなかった。どういうことだ?

「や、やあねぇまぁくんったら。あんな元気な子がそんなわけないでしょ?(大丈夫、大丈夫よ。隠し通せば。)」

…心の声?反対の言葉?何だ?

「何を隠し通せば大丈夫なんですか?」

「今私、声に出してた?!」

…やっぱり。そういうことか。母さんが言ってたことは。

「いいえ。どうやら僕は、心の声が聞こえるようです。未来は、何の病気なんですか?」

「…わかったわ。話すわね。」

そこからは、僕が想像していたよりも残酷な話だった。

未来は、何年も前から心臓の病気で最近になって高校三年まで生きれるかどうかと、言われたところらしい。