神さまならまだしも、″魔女″だなんて。 「透明になる、魔法……」 口に出してみるけれど、あまり変な感じはしなかった。むしろしっくりくる。 朝、私に話しかけてくる人がいなかったのも、私の存在を皆が知らなかったからなのだろうか。 そう思うと矛盾することがある。 堂本くんと、咲良のことだ。 もし本当に私が、魔法をかけられたのなら、彼らはどうして私が見えるのだろう。 というか、本当に″魔法″なんてあるのか? いや、でも、まず疑うのは、「魔女」の方だ。 どうして「魔女」なんだろう。