天神学園の奇妙な案件

二挺拳銃を手にするヴラド。

龍一郎はそんな彼に瞬時に詰め寄り、手首を極めると同時に肩からの体当たりで突き飛ばす!

後退するヴラド。

その手からは。

「!」

二挺拳銃の内の1つ、ソウルイーターが奪われていた。

空手奪刀(くうしゅだっとう)。

本来は剣士から刀を奪う為の技術だ。

「こんな重てぇ拳銃、よく使うよなあ…」

ポイとソウルイーターを投げ返す龍一郎。

「怒りで冷静さ欠いてっから、俺なんかに簡単に拳銃取られんだよ。腑抜けてんな」

「…龍一郎ぉおぉぉおぉぉおっ!」

何という低い沸点か。

ヴラドは二挺拳銃を容赦なく乱射する!

素早く物陰に飛び込む龍一郎だったが、カスール弾はコンクリートの壁すら易々と削り取っていく。

「うひっ、たまんねぇ!」

長くはもたないか。

龍一郎は一息整えてから物陰を飛び出し。

「うっらぁっ!」

身を低くして、脛に蹴りを打ち込む斧刃脚(ふじんきゃく)!

更に体勢を崩したヴラドに、顎打ちと膝蹴りを同時に放つ技、鷂子栽肩(ようしさいけん)!