「あーわかった!」

蒲公英が手を叩く。

「昨夜天神ローカルテレビで、ターミ〇ーターやってたでしょ!あれ見て兄ちゃん影響されたんだよ!自分が未来人とか言っちゃうとか、厨二病だあ、怖ーい」

「えっ、俺見てねえ。どんなんだ?それ」

「ウチにDVDあるよ。今度観においでよ、ティーダっち」

さりげなくお部屋で映画鑑賞デートの約束してんじゃねえ。

「まぁ、ともかく…」

ルナは席を立った。

「悪いけど、それを信用するには少し確証が足りないわ。ぽぽちゃんと同じで、私も龍一郎の話は冗談としか思えない…」

彼女を皮切りに、ティーダ、蒲公英、そして蛮と、教室を出て行く。