「え~、違うなら、私が立候補しよっかな~。」
女の子の声に。


「いいよ。」
聞こえた声が、私の時間をとめた。


見なきゃ良かったのに、廊下から見た隣のクラス。


祐一くんが女の子と、キスをしていた。


「祐一、手はやっ。」
「そのままエッチか~?」
と周りがはやし立てている。


呆然としている私を。

「行こう。」
果歩ちゃんが引っ張っていってくれる。