「私みたいな地味な子、物珍しくて、付き合おうって言っただけなのかな……。」 ぽそっと言うと。 「悪いけど、奈緒は可愛いから。自己評価低すぎ。まだまだ奈緒の事狙ってるのは、いっぱいいるからね。」 と果歩が言うけど。 「果歩ちゃん。それは親友の欲目だよ(笑)でも、ありがとう。」 ニコッと笑うと。 「無理に笑わないの。」 と、頭をなでられた。 窓の外では、やっぱり祐一くんが、女の子達と楽しそうにしていた。