仲通の店を引き払ってログハウスへ越してきた美優と貴慶は、喘息のリサのための部屋を割り当て、小さな小屋を空いたスペースに作った。 が、何をしようかで美優も貴慶も咄嗟には浮かばず、 「何か使い道はないか」 と悩んだらしい。 「せっかく道路に面してるんだから、何か小さなショップみたいのとか、やってみる?」 と言い出したのは美優であった。