じーーーーーっ。




か、顔が近い…。








あれ…⁇


この人…




あっっ‼︎






「「朝のっっ‼︎‼︎」」




私がはっと思い出したのと同時に、
お互いの声が被った。




そうだ‼︎この人だ‼︎

私が朝助けてもらったのは
意地悪な高崎くんじゃなくて、
こっちの高崎くんだ。



「だよね‼︎朝の子だよね‼︎
顔見てすぐ分かったよ〜。」

「あ、あのっ、
ちゃんとお礼言いたかったのに
言えないままで…。
今朝はありがとうございました…。」


「全然〜♪
俺もごめんねー。
人多すぎて混雑してたから
声かけないままで。」


もう1人の高崎くんは
そう言うとニコッと笑った。