私はそんなに可哀想ですか?

「私、一生懸命考えました。それこそ夜も眠れないぐらい。病気の事忘れそうなぐらい」

明子ちゃんは真剣な顔になって言葉を続ける。

「でも、どれだけ考えても病気の事に行き着くんです。病気になってから暫くは人並みに恋愛とか結婚とかも考えてました。でも、症状が進行していくにつれて、そんな事出来ないって思うようになりました」

まだ16歳の女の子が考える事ではない。少なくても普通の16歳は恋愛や結婚を出来るかどうかなんて考えはしないだろう。

「こないだ公園で彼にフラれた時、全部諦める決心をしました。あの時みたいに傷つくのはもう嫌です」

『日常』が欲しいと言った彼女が、それを諦めるとゆう決断はどれ程の痛みだったのだろう。胸が締め付けられる。