私はそんなに可哀想ですか?

「本当ですか?」

明子ちゃんは訝しむ様に俺の目を見る。

「まあ、そうゆう事にしておいてあげます」

「あ、うん、ありがとう」

「それともう一つ!」

人差し指を立てながら言う。

「気にしないで、って男の人にあんな事言われてそんなの出来るわけないじゃないですか」

少しだけ嬉しかった。

彼女が俺を男の人だと言ってくれたのが、ほんの少しだけ嬉しかった。

「ごめん」