私はそんなに可哀想ですか?

2LDKの部屋は1人では少し広かった。特に理由があったわけではないが、普段金をあまり使わない俺は部屋ぐらいと思い少し贅沢をした。

重い腰を上げた。

今日こそは向日葵園に行こう。子供達との遊ぶ約束も果たさなければならない。

ジーンズに足を通し、ポロシャツに腕を通す。財布とスマホだけをポケットに突っ込み、玄関を開けた。

初夏の陽射しの中、彼女は立っていた。白いブラウスに麦わら帽子、何て名前だったかスネ辺りまでのジーンズ。今まさにインターホンを押そうと手を上げて。

「明子ちゃん」

「御手洗さん」

彼女の存在を理解するまでに一瞬時間を要した。