私はそんなに可哀想ですか?

「やだなぁ、恥ずかしい所みられちゃいましたね」

明子ちゃんはどうにか涙を止める事には成功したらしい、でも赤くなった目はどうしようもなかった。

「病気の事を話したんです。いずればれる事ですから、ちょっと、ほんの少しだけ、期待もありました。『関係無い、ずっと一緒にいよう』彼がそう言ってくれるんじゃないかって」

明子ちゃんには申し訳ないが、それはかなり難しい事だと思う。たかだか16歳かそこらの少年に、やがて視力を失う彼女と一生を遂げる覚悟を持てとゆうのは酷だ。

「でも、やっぱり現実はドラマや映画みたいにはいきませんね」

無理矢理抑えていた涙が溢れて来る。もはや止める術が彼女にはないだろう。