私はそんなに可哀想ですか?

何も言えなかった。

やはり俺はキャッチボールが下手っぴらしい。

彼女からのボールを受け損ね、地面に落としてしまった。

しかも、俺はそのボールを拾う事も出来なかった。

「また来てあげてくださいね、みんなも喜びます」

その日、結局それ以降真面に彼女と会話を出来ず向日葵園を後にした。

俺は彼女を憐れんでいただけだった。彼女を特別視していただけだった。そんな事を彼女は望んでいなかったのに。

彼女を思い差し出した手は傲慢な手だった。