私はそんなに可哀想ですか?

食事が終わり、片付けを手伝っていると男の子に声をかけられた。確か名前はコウキ君、8歳だと言っていたはず。

「ねえねえ、おじちゃん!」

「ん?何だい?」

おじちゃんと言われて違和感なく振り返る自分が哀しかった。

「キャッチボール、出来る?」

「ああ、出来るよ。キャッチボールしたいの?」

コウキ君は満面の笑みで頷く。流石に今からするわけにも行かないので、次の土曜日に約束をして指切りをする。

約束だからね!そう言ってコウキ君は走って行った。