私はそんなに可哀想ですか?

確かに金田紗江子とゆう名前には聞き覚えがあった。

「ああ、バレー部の?」

「そうそう、久しぶりだね」

見渡して見るとザッと20人ぐらいはいる。男女比率は意外にも女7男3ってところだった。

男の方は何となくだがわかる顔だったが、女は正直変わりすぎていて殆どわからない。

「御手洗君、ビールでいい?」

金田とは逆に座っている浅田から尋ねられて俺は頷いてから差し出されたグラスを持った。浅田がビールを注いでくれる。

「さあ、これで全員揃ったな。それではまず5回目を迎える同窓会なのに初参加の2人に一言頂きたいと思います!」

町田が仕切って同窓会が始まる。

えっ?