―もっと、刺激的な恋を。―

中2の春。



普通の女子になりたい私が出会った後輩は、地味系オタク男子でした。


「そっそのキーホルダーってアニメの特典の激レアなやつじゃ...！！」

「...え、先輩、知ってるんですか。」

「...あ。」



＊ ＊ ＊

未冬 彩華 mito ayaka
☆13サイ
☆149センチ

橘 夏月 tachibana kazuki
☆12サイ
☆182センチ

＊ ＊ ＊



部活のメンバーがいる前で、あれな話ばっかしてくるし、正直迷惑！！ 確かに話しかけたのは私からだけどっ！


そう思っていたのに...





「先輩が笑ってくれれば、俺は充分です。」

「...先輩は、俺のこと嫌いですか...？」


「先輩ってほんと鈍感ですね。」




「ど、鈍感なのは君の方だもん！」




ほんとうの私を真っすぐみてくれる君に、
少しずつ、惹かれていく____


だけど、





「俺は今、あの子のおかげで学校にこれてるんです。」


「.....っ、そっか、よかった、ね、」




すれ違う、ふたりの想い。そして。




「え....もしかして、まさゆき、くん？」


初恋の相手との再会。





片想い、失恋、初恋がまざりあう、甘くて苦い純愛物語。



____それでもあなたが好きでした。