「森くんは、「なっちゃん」先生みたいな女の人がタイプ?」 「俺?俺は、ちょっと真面目で、おとなしい人が好きかな。 俺が引っ張りたいし。 あ、かき氷屋さん!」 そう言って、森くんはまた、あたしの手を引いて歩き出した。 あたしはいちごのかき氷を買って、森くんはその2つ隣にあったフランクフルト屋さんでフランクフルトを買った。 そして、あたしたちはもと来た道を戻って、焼きそばとたこやきを食べた石段に並んで座った。