何も無かったかのように笑顔で入ってきた




「設定話すから、愛ちゃんと誠人くん来てー」


「あ、はい」




今、隣にいる愛は昨年のようだった


昨年は俺ら仲良くて、放課後コンビニとかよく一緒に行ったりしてたなー


その思い出が懐かしい。


あの頃に戻れたらどんなにいいか






…俺はいつしか愛を好きになっていたんだ




そう思うと思うように話せなくて、冷たく突き放してしまう






…ダメだなー俺。




「はい!以上!じゃあ愛ちゃんは着替えてきて!
誠人君は、スタンバイお願いします!」



「「はい!」」