「可愛い」 「へ?」 「だから、佐久間研がかわいいって言ってるのよ」 「琴葉いきなりどうしたの!?」 自分でも分からないわ。何故恋愛したことないのに、こうも一目惚れしたのか。 あのお泊まりの日、佐久間に会って、初めてあんなに胸がドキドキした。 「夏祭りがあるんだけど一緒に行かない?」 普段織田やありりんを誘うときは緊張なんてしないのに、この一文を送るだけで指先が震えた。 相談したくても、ありりんも恋なんてしたことないから、しようがなかった。