何度だって、君に好きと伝えよう。

「こんなとこで襲われんの待ってんの?」

「「……」」

「こんな暗いとこで女2人。そうとしか考えらんねぇよな〜!」






九条の声は段々と迫力を増す。





「お望みどおり、襲ってやろうか?」


そう言いながら傷だらけの顔でこちらに近寄ってくる。





私は咄嗟に愛叶の前に立つ。


強がりかもしれない。
…けど、今は怖さなんてどうでもいい。