「助かった。」

「え?」

「薬とか…膝枕とか。」

「…あ〜!いいよ、いいよ。少しでも良くなったならよかったね♪」






私は蓮二に微笑みかける。




「こんなこと言うのどうかと思うんだけどさ。」

「ん?」

「紘奈を誰にもとられたくない。」

「…え?」






突然の言葉に私の頭は追いつかない。