1週間後、私は両親と共に学校にいた。


「サラ、出ておいでよ」

笑いながらエネはそう言った。

その笑顔はどこか悲しそうだった。

「ごめんね、エネ。
無理させてごめんね…
不甲斐ないお姉ちゃんでごめんね ……」

私はそう言いながらエネに抱きついた。