「サラ、エネについて聞いてもいい?」

イロハは私が少し落ち着いた頃に
声をかけてきた。

「エネはね…私の双子の弟なの…
大切な弟なのに。
なんで忘れてたんだろう…

お父様とお母様にも
思い出してもらわないと…


きっとまだ寝てるから、
今のうちに記憶を戻しに行きたい」
私は父と母の寝室へ行き、
エネについての記憶を見せた。

その後起きた両親は私とエネに
謝りながら泣いていた。

そして3人でお迎えに行くことを決めた。