ザッザッザッ… 闇の中に歩く音だけが響く。 まるで、時計仕掛けの人形の様に淡々とそれは続いていった。 ザッザッザッ… それぞれの心に不安が宿る。 オリヴァーがみなに施してくれた淡い光がほんのりと、道を照らしていた。 みな、無口だ。 ただ一人、コナー以外は。 「…ねぇ?アリア?何時までこの辺を歩くつもり?」 「え…?」 「ちょっとね、思うんだけど…さ。こういうのって…」 「なに?」 「かなり効率悪…」