いやいやいやいやいや、


「そんな冷静に答えないでよ!?」


私が声を荒らげ


「でも流石に飛行機に乗る時点で気づいてると思ってたわ〜」


そんなの気にもとめず、のんびりと話すお母さん


「うーん、懐かしい。」


お父さんはもうよくわからない。


「まあまあ、とりあえず家に向かうぞ」


私も声を荒らげすぎて疲れたのか、もう反抗する気にもならなかった。


渋々と、お父さんが用意してたらしい車に乗りこんだ。




「さぁ、行くぞ」




どうやら私達家族の最後の移住先は魔法世界のようです。