部屋は女物の服でぐちゃぐちゃに散らかって、淡い青のスカートが海みたい。
彼女はその名の如く青が好き。それは海か空かわからないけど。
ここは、海だよ。
だって君は空に昇ったのだから。

「空野、空野魚ぁ」

「翔太、下で待ってるよ。ご飯よ」