二月も中旬に入ると、
ついに卒業式一ヶ月前となり、学校全体はそれに向けて慌しく動き始めていた。
そして、
桂碁自身も前々から考えていた『華へのプロポーズ計画』を実行に移し始めていた。
今年の華への誕生日プレゼントは、
プロポーズをするとなれば、贈るのはもちろん婚約指環だった。
そして、それを買うために2月10日、華を除いた六人と桂碁は、
指環を買うため宝石店に行くことになっていた。
桂碁の家から電車で2時間ほど行ったところにそれはあった。
今回真奈たちを連れてきたのは、
桂碁が一人で行くよりは女子も一緒にいたほうがいいのかも…
というのと、
真奈たちには以前、華の好みを聞き出してもらっておいたのでそれを聞くためだった。
店に入り、
華の好みを聞いてみると、
“桂碁からもらう指環だったらどれも好き”だということだった。
桂碁は華の好みを基に指環を選ぼうと思っていたので
すっかり困り果ててしまった。
結局華は、桂碁からもらう気のようだった。
ついに卒業式一ヶ月前となり、学校全体はそれに向けて慌しく動き始めていた。
そして、
桂碁自身も前々から考えていた『華へのプロポーズ計画』を実行に移し始めていた。
今年の華への誕生日プレゼントは、
プロポーズをするとなれば、贈るのはもちろん婚約指環だった。
そして、それを買うために2月10日、華を除いた六人と桂碁は、
指環を買うため宝石店に行くことになっていた。
桂碁の家から電車で2時間ほど行ったところにそれはあった。
今回真奈たちを連れてきたのは、
桂碁が一人で行くよりは女子も一緒にいたほうがいいのかも…
というのと、
真奈たちには以前、華の好みを聞き出してもらっておいたのでそれを聞くためだった。
店に入り、
華の好みを聞いてみると、
“桂碁からもらう指環だったらどれも好き”だということだった。
桂碁は華の好みを基に指環を選ぼうと思っていたので
すっかり困り果ててしまった。
結局華は、桂碁からもらう気のようだった。