「結果、どうなるんだろうね…」

ふと冬実が言った。

「大丈夫だよ。あたしたちは本選にいけるよ。

あたしにはそんな気がするから」

「菜々子ちゃんの自信はどこから来るんだろう…?」

「まーいいんじゃない。
でも、本当に気になるよね」

真紗実がそう言ったとき、突如放送が入った。

『今日の予選の結果が揃ったのでエントリーしたグループは講義室に集まってください』

というのものだった。

そして、桂碁たちはこの放送を聞くや否や講義室に向かって教室を飛び出していた。