___________ ガラララララ
南原さんが登校してきた。
私は意を決して、南原さんの席へ向かった。
そのとき
「ねぇ、橘さん。ちょっといい?」
向こうも私を呼び出してきた。
また何か言われるかもしれない。
またいじめられるかもしれない。
怖い。やっぱり怖い…
『絶対なんてないけど、ちゃんと話せば
莉子ちゃんのことわかってくれるはずだよ』
ヒーローの声が頭に響いてくる。
そうだ。
向き合うんだ。
ちゃんと話そう。
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