いつの間にか電車は目的の駅に着いた。 彼と一緒に降りる。 風が強く吹いた。 ぎゅっ。 その瞬間、少し、彼の手に力が入ったように感じた。 彼の手は、電車に乗る前よりも暖かくなっていることに気づく。 よかった。 それから改札を出た私たちは、駅に隣接したショッピングセンターをブラブラした。 彼は私に見たいものはないかと聞いた。 私は、特に思いつかなかったから、彼に聞き返した。 彼も特にないというので、お互いに気になった店を見つけたら声をかけようといって歩き始めた。 手はつないだままだった。