「そういえば、マキちゃん...!
三島くんといつのまに?!」

自分のことで頭がいっぱいになってて、
マキちゃんからその話を全く聞けてなかったことを思い出した。

「あ.....。そうなの!それがね....。」

マキちゃんは、言いかけると目線を下に落とした。

「リセ....。なんかごめん。」

「え? なんで謝るの?」

急にマキちゃんに謝られて、あたしはビックリした。

「だって....結果、自分の為みたいになっちゃったから。」

申し訳なさそうにするマキちゃんを見て、あたしは首を横に振った。

「そんなこと言わないでよ!
あたしはマキちゃんに幸せになってもらいたいの!」

あたしはマキちゃんの両手をギュッと握った。

「リセ....ありがとう。」

マキちゃんはそう言うと、ニコッと笑った。