「…どゆこと?」


君だったのかって、探してたみたいな言い方


「よかったね、瑠衣」

「ああ」


茶髪さんと、この人しゃべったの初だな

黒髪でなんか1人だけオーラがちがう。




てかさ、え、もしかしてのもしかしてだよ?

「…族?」


「「「「え、」」」」


えってなんだよ。
その変なものを見るような目はなんだよ。


「乃愛ちゃん気づいてなかったのー?」

この人も初だ。てか初ばっかだな、
あと1人早くしゃべれよ


「…ってことはやっぱ族なんだ」


「そうだ」


あ!やっとしゃべった!!!

なんとなくテンションあがった

いや、うん。なぞに



「だから知ってたのかー」

納得納得


てかさ、
「軽蔑とかしないの?」


「え、なんでー」

「だって仮にも裏切り者って言われてるんだし」


「嘘だろ?」

「…へ?」

うわまぬけな声出た


「…あの噂」

なんか、嬉しいなあ


「あはは、…うん、そうだよ」


「やっぱりー!」