純白の華 【1】




「ぬぉっ」


甘ったるいナオの雰囲気にどうしようかと慌てていると、急に後ろに引っ張られた



ぬぉっ、って…初めて言ったぞこんなん



後ろから包まれた瑠衣の温もり

なんだなんだ?



「乃愛、浮気」

「っ、ちがうわ!!」

「俺以外見ないで」


ぐはぁっ!!




後ろから抱きしめられ、横から顔を覗き込まれる


耳やほっぺにかかる瑠衣の声に心臓ばっくばくだ




「ここでいちゃいちゃすんな〜」

「いちゃいちゃなら帰ってしてくださーい」


ハルとレイのからかうような声に、ハッとして急いで瑠衣から離れる



「……」

「…早く帰ろ?」

「っ、ん」


寂しそうな顔をする瑠衣にそう言うと、顔を赤くして頷いた


……なぜ顔赤くなった。