純白の華 【1】





憧れてる人がこんなやつだったって知ったら失望すんのかな


…こいつらはそんなやつじゃないけど



「ありがとな」


造った俺を認めてくれて



「…あと、」

お礼を言った俺に、俯くと口を開いたカナ


「どうした?」

優しく聞くと、覚悟を決めたかのように真っ直ぐと顔をあげ俺を見つめる瞳


「お父さん助けてくれて、ありがとう」


優しく、嬉しそうに目を細めたカナに俺も目を細める


__よかった。



ずっと、気にかけてたことだからほんとによかった



「僕も、お母さんもお父さんも、今みんな幸せだよ。桜咲がいなかったらなにも変わらなかった」


楓さん、頑張ったんだな


「カナたちが頑張ったからだ」


俺はそれを手伝っただけ

そう付け加えて言うと、今にも泣きそうなカナ


「同じ時間を過ごすなかで、どれだけその時間を大切にできるかはその人次第だ」


突然話し出した俺の話をしっかり聞くみんな


「時間はあるようでない、大切な人がいつまでも傍にいるとは限らない」


この言葉の意味を1番理解してくれているのはトキだ


「当たり前や日常なんて、簡単に崩れていく。

…けど、それを保とうと、守ろうとすることはできる」


あの時の俺たちは、それができなくて、呆気なく崩れていった


「後戻り、なんてできない。

だから、傍にいる人を大切にしろよ」



まあ結局言いたい事は最後の1文