憧れてる人がこんなやつだったって知ったら失望すんのかな
…こいつらはそんなやつじゃないけど
「ありがとな」
造った俺を認めてくれて
「…あと、」
お礼を言った俺に、俯くと口を開いたカナ
「どうした?」
優しく聞くと、覚悟を決めたかのように真っ直ぐと顔をあげ俺を見つめる瞳
「お父さん助けてくれて、ありがとう」
優しく、嬉しそうに目を細めたカナに俺も目を細める
__よかった。
ずっと、気にかけてたことだからほんとによかった
「僕も、お母さんもお父さんも、今みんな幸せだよ。桜咲がいなかったらなにも変わらなかった」
楓さん、頑張ったんだな
「カナたちが頑張ったからだ」
俺はそれを手伝っただけ
そう付け加えて言うと、今にも泣きそうなカナ
「同じ時間を過ごすなかで、どれだけその時間を大切にできるかはその人次第だ」
突然話し出した俺の話をしっかり聞くみんな
「時間はあるようでない、大切な人がいつまでも傍にいるとは限らない」
この言葉の意味を1番理解してくれているのはトキだ
「当たり前や日常なんて、簡単に崩れていく。
…けど、それを保とうと、守ろうとすることはできる」
あの時の俺たちは、それができなくて、呆気なく崩れていった
「後戻り、なんてできない。
だから、傍にいる人を大切にしろよ」
まあ結局言いたい事は最後の1文


