急にしょんぼりとして、涙目になった私にまたも焦るカナ
ああああ、かわいいいいい
「嫌じゃないよ?嫌じゃないんだけど、」
「…?」
「………瑠衣が。」
「瑠衣?」
そろーっと瑠衣に視線を向けるカナに、私も瑠衣の方を見ると、
明らか睨んでる瑠衣
そして笑いをこらえる幹部とトキと優ちゃんたちに、焦る他のみんな
…あ、優ちゃんたちのこと忘れてた
「瑠衣?」
「乃愛、離れろ」
「やだ!!」
私から癒しを奪うな!!
「…乃愛」
低くなった瑠衣の声に、みんながあわあわしてるのが見える
…こういう時は、
「瑠衣、ちょっとだけ…だめ?」
「っ、」
「お願い、瑠衣っ」
だいぶ前、優ちゃんに
『なにかお願いしたいときは、うるうるした瞳で見上げて、甘えた声だしてみ?』
と言われ、初めて実行してみた
…これってさ、可愛い子がやれば最高級に可愛いんだろうけど、ブスがやれば地獄絵図並だよね。
やってもーた。←
反応がない瑠衣に、地獄絵図を見て引いてると思い、顔を見上げると、
「あれ、」
顔を片手で覆って下を向いてた
うわあああああ、気持ち悪すぎて堪えてる!?
「るるるるいっ、ごめん!」
「…ん?」
「地獄絵図見せてごめん!!」
もう一生しないから!!
と言って、意味がわからない顔をしてる瑠衣にカナから離れ縋りつく
……優ちゃん恨む!!!
「瑠衣っ、嫌いにならないでっ」
こんな地獄絵図みたいな彼女でも嫌いにならないで!!
またも無意識に涙目になりながら、一生懸命瑠衣に抱きついてた私は、
顔を真っ赤にして焦る瑠衣と、それを笑うみんなに気づかなかった


