「そっか。…瑠衣さん、乃愛のこと傷つけたら許しませんからね」


黒い笑みを浮かべ、俺にそう言った真希の瞳には心配の色が見える

…煌雅でのことか


「わかってる。絶対傷つけねえから」

「っ、」

そう言うなり、上を向いた乃愛と目が合って微笑むと真っ赤になった乃愛

あーかわいい


「瑠衣さんなら安心して任せられそうです」

「ああ、任せとけ」

「はい。それじゃあ俺はこれで、」

「またな」

「真希ばいばーい！今度遊び行くね！」

「おう、兄ちゃんと待ってる」

そう言うと、乃愛に手を振って向こうへ歩いていった