純白の華 【1】




「あ、じゃあなんで瑠衣キス上手いの?」

私も初めてだけど、あんなんできねーぞ


「…乃愛が好きだから?」

「うっ、…だったら私も上手いはずだし」


グサっと心臓をやられた気がしたが、よく考えろ。答えになってない。



「なんでとか、知らないけど、上手いならよかった」

まあ下手よりか全然いいもんね

「私も頑張って上手くなるね」

瑠衣に下手とか思われたくないし


「…俺が上手くさせてあげる」

ニヤッとしてそう言い、だんだんと近づいてくる瑠衣の顔


「んっ、」


…やっぱ上手いなあ

あ、これって瑠衣の真似したら上手くなれんじゃね


私の下唇を食べるようにキスをする瑠衣の真似をしてみる

「っん、!?」

うわあ、瑠衣が色っぽい
…私ぼろ負けじゃね


驚いて私を離した瑠衣に、

「どうだった?」

と、さっそく聞いてみる

「〜〜っ、」

「あれ?」

めっちゃ照れてる

「瑠衣?私上手かった?」

「……上手かっ、た。デス」

「っ!!やったー!!」



喜ぶ私を他所に、

「(…あれはダメだろ)」
と、1人唸る瑠衣でした。