「瑠衣、」
「っ、」
「瑠衣好きだよ」
「……」
あれ、フリーズした
え?私タイミングミスった?
ちょ、恥ずいからなんか反応して
そう願いながら、何度も伝える
「瑠衣ー?好きだよ。ほんとに好き」
「……」
「おーい、好き。大好き。」
「……」
「大好きだよ。…だから早く反応しろや」
いつまでフリーズしてんだよ
少し殺気をこめて睨むと、やっと反応した瑠衣
「っ、!!」
殺気こめないと反応ないってどんだけだよ
「……聞いてた?」
「…ああ」
コクンと頷きながら言った瑠衣にほっとしつつ、じゃあ反応しろやって思った
まあ聞いてたならいんだけど。
「…ほんとに?」
期待と不安の宿った瞳で見つめられる
「ほんとだよ」
「〜〜っ、」
あらま、照れてる〜
「かわい」
瑠衣の真っ赤に染まったほっぺをつんつんすると、
パシッ
「…俺だけ照れてんの、むかつく」
私の手を掴み、そう言うなり
「っん、」
噛み付くようにキスしてきた瑠衣
…別に、照れてないわけじゃないのにな
ただ瑠衣のが照れてるから、照れるよりも嬉しさが勝ってただけ
けどまあ瑠衣はそんなこと思ってもないんだろーけど。
「乃愛、」
キスの合間に私の名前を呟き、
「好きだよ」
そう呟く瑠衣に、私の体が燃えるように熱くなる
いやーだめだ。照れるとか嬉しいとかごちゃごちゃしてる


