いやまあ友達としてだな。うん、そうだ。
「瑠衣ありがとう」
気づいてくれて
部外者だった私と、敵とか関係なしに涼太をみんなの中に入れてくれて
「ん。」
フッと微笑み頭を撫でてくれる瑠衣に胸がきゅーとなる
「あ、涼太のりょ、ね」
「だねー!涼太今度皆であそぼーねー!」
そう言って先進んでくみんな
「乃愛?」
「?」
「俺らも行くぞ」
「、うん!」
みんなが先行くなか、
瑠衣はぼーっとしてた私を待ってくれてた
ドキドキするのは気のせいだ。
「涼太ばいばーい!」
「またな」
「おう、またなー」
涼太にそう言って瑠衣と2人並んで廊下を歩いてくと、
「うっわあいつ転校生に取り入ってんの?」
「体でも売ってんじゃね」
「イケメンほいほいかよ」
とか言ってる声。
まあ周りからみたらそうなるわな
てかイケメンほいほいわろた
ネーミングセンスよすぎか
地味褒めてる気がするのは私だけか?
イケメンほいほいてイケメンよってくるって意味じゃね?
「…うるせぇ」
瑠衣の低い声でシーンとなったこの場
殺気でてますよ瑠衣さん
「チッ、胸糞わりぃ」
そう言って、私の手を引きながら歩く瑠衣に
「…ありがと」
と小さい声で呟くと、
「、気にすんな」
と、さっきとは違い優しい声が聞こえた
別に傷ついてはないが、あることないこと色々言われて軽蔑の目を向けられることは少し苦しい
だから瑠衣が言ってくれたことがすごく嬉しかった
気にしてないように見せてたのになあ
瑠衣はよく見てくれてる。
さすが総長だな


