ガアンッ
と、扉を蹴飛ばした音が倉庫内に響く
「誰だ!!?」
と、俺を警戒し、そう声をあげる死鬼のやつら
「フッ、どうもこんばんわ、潰しに来ました」
「ハッ、お前1人でか?ずいぶん舐められたもんだな」
騒ぎを聞きつけ上から降りてきた死鬼総長
濱津晶
そして濱津晶に腰を支えられ連れられている女
ーーー愛
愛は桜咲だと気づいたのか、期待と不安を揺るがせた瞳をしている
濱津はまだ桜咲だと気づいていないようで、鼻で笑うようにそう言った
「お前らなんか俺一人で十分だ」
つーか俺一人でも楽なぐらいだろ
「フッそうか、軽口たたけるのも今のうちだがな」
うっせぇなあ
「はーやーくーあーそびーましょ、死鬼さん
俺を楽しませてみろよ」
「お前ら殺れ!」
この言葉を合図に動き出した死鬼
「Game start.」
いや、動き出そうとした…かな
ドサドサッ
「なっ!?」
「あーあ、気絶しちゃったねえ」
殺気だけで
まあ気絶程度の殺気をだしたため、
遠くにいる奴らは残ってる
愛まで気絶させちゃ駄目だから、優しくしてあげたのになあ
よっわ


