「けど瑠衣すごいよ」

「「え?」」

「…乃愛甘えるって言っても誰彼構わず甘える訳じゃないから」

「…というと?」

「煌雅でも甘えられてたの俺だけだったし」

「え、そーなの!?」

「そんな驚くか?」

「いやだって、奏かわいいって抱きつかれてたし」

「あー、それはかわいいからなあ。
かわいいの大好きだしあいつ」

「ぼく、そんなかわいいのかな…」

「「かわいい」」

「男に言われてもうれしくなーい!!!」



ビクッ

瑠衣の腕の中でうとうと仕掛けてたとき、急にカナの大きい声がした

「奏、うるさい」

「瑠衣〜ごめんなさい」

私がびっくりしたのに気づいた瑠衣が注意すると、素直に謝るカナ

うん、かわいい