今、6人掛けのダイニングテーブルでコンビニ弁当を食べている。しかも、テーブルは満席だ。
まずは、私の右隣。
サイダーを片手に、緩いカールのかかった胸までの髪を、シュシュで一纏めにした友人、畑江真波、27歳。
総合病院の受付で働いている。大学時代から付き合っている彼氏がいるらしいが、結婚願望はあまりない真波は、半年も彼からのプロポーズを保留にしているらしい。彼女曰く、まだまだ今の距離感で居たいらしい。
そして、真波の右手。
黒髪緩ふわパーマのツーブロック。黒渕眼鏡の武田幾太、22歳。
パン屋店員。将来はパンもケーキも扱う自分の店を持つこと。テーブルには彼が先程焼いたという、フィナンシェが籠に入れられていて、部屋中が香ばしいバターの香りに満ちている。
次に、真波の向かい。
ブルーの髪に、左右合わせて7個のピアスが印象的な児嶋勇気、21歳。
職業は美容師。シャンプーで手が荒れるらしく、丁寧にハンドクリームを塗り込んでいる。
その隣、私の向かいには、艶のある黒髪のショートボブにお人形のようなくりくりの瞳が印象的な和倉かなえ、29歳。
職業はホテルのフロント係。今日は夜勤明けで、明日は休みなので、珍しくこの時間に起きているという。ビール片手に幾太くんが焼いたフィナンシェをつまんでいる。
そして最後、私の左手。
大家さん、もとい長谷川俊哉、32歳。
もともと親の持ち家であったこの家に一人で住んでいたが、部屋数が多くて掃除もままならない為、不動産会社に勤める友人に相談して、今のルームシェアの形になったのだという。
どうせ、金持ちのボンボンなんだろうなぁ。家賃収入でお気楽に暮らしてそうだ。
まずは、私の右隣。
サイダーを片手に、緩いカールのかかった胸までの髪を、シュシュで一纏めにした友人、畑江真波、27歳。
総合病院の受付で働いている。大学時代から付き合っている彼氏がいるらしいが、結婚願望はあまりない真波は、半年も彼からのプロポーズを保留にしているらしい。彼女曰く、まだまだ今の距離感で居たいらしい。
そして、真波の右手。
黒髪緩ふわパーマのツーブロック。黒渕眼鏡の武田幾太、22歳。
パン屋店員。将来はパンもケーキも扱う自分の店を持つこと。テーブルには彼が先程焼いたという、フィナンシェが籠に入れられていて、部屋中が香ばしいバターの香りに満ちている。
次に、真波の向かい。
ブルーの髪に、左右合わせて7個のピアスが印象的な児嶋勇気、21歳。
職業は美容師。シャンプーで手が荒れるらしく、丁寧にハンドクリームを塗り込んでいる。
その隣、私の向かいには、艶のある黒髪のショートボブにお人形のようなくりくりの瞳が印象的な和倉かなえ、29歳。
職業はホテルのフロント係。今日は夜勤明けで、明日は休みなので、珍しくこの時間に起きているという。ビール片手に幾太くんが焼いたフィナンシェをつまんでいる。
そして最後、私の左手。
大家さん、もとい長谷川俊哉、32歳。
もともと親の持ち家であったこの家に一人で住んでいたが、部屋数が多くて掃除もままならない為、不動産会社に勤める友人に相談して、今のルームシェアの形になったのだという。
どうせ、金持ちのボンボンなんだろうなぁ。家賃収入でお気楽に暮らしてそうだ。