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昨日…、結局、寝れなかったなぁ…。



「むぅーあ!!今日なんか、元気ないよぉー!あたし、実は大事な報告があるんだ。」



萌は、私の髪ををくしゃっとした。



「う、うん。おはよう!元気ないなんか…、あり得ないよ!ね?なーに、言ってんの!」



少しどぎまぎしちゃってるかな…、私…。
昨日のゆうたとのこと、隠さなきゃ…。



「ふーん……まっ、いっか!でねでね、チョコナッツ今回、倍率35倍で…!落ちちゃった…う、うわぁーん!!」



「えぇー!残念だったねー!!」


また、ママみたいに、見透かされたような…。気のせいだよね…?




「なーんちゃって!勿論受かりました!」



「萌ったら!!騙されちゃったじゃん!」




萌は、私を元気づけるために、冗談を言ってくれたみたいだ。




「おらおら!夢亜!今回も、

つ、い、て、こ、い、よ!」


萌は、私に念を押すように、一言、言うごとに揺れている。




「う、うん…。」

凄く悪い気しかしないなぁ…。



ごめん、萌…。




「「「「キャーーーーー!!!!!」」」




外から叫び声が聞こえる。


何だろう…?