「撮影だ~!!」


コケっ

撮影かーい。


「ようし、パパが送っててやる。
ゆうた、乗るんだ!」


パパは、張り切って、手をゴキゴキと鳴らしている。



「じゃ、夢ちゃん、行ってくるね。」



ゆうたが、私の耳元でこう囁いたあと、


撮影に出かけていった。