はぁはぁはぁ…。
驚きのあまり、お互い息切れしている。
あんな照れ笑いしていたのに、
悠太君は、急にツーンとした顔をし始めた。
ええ?心を開いてくれたんじゃなかったの!?
気のせいだったのかな?あの照れ笑いは。
よく考えてみれば、勇太はツンデレなのである。
あ、それとも、さっき照れ笑いは、デレの部分なのかな…。
「ま、ま、ま。落ち着こうじゃないか。まさか、お互い知り合いとはね。話が早いよ。ガハハハハ!」
パパ、ここ、全然笑えない!
「一杯飲んで心を休めてくれ!」
パパはニコニコしながら、
オーダー表を開いた。
「何が良いかい?」
「「レモンスカッシュ。」」
また、被った。
双子って、本当似てるんだな…。
急に、笑いがこみ上げてくる。
「フフっ。双子はいいわね!」
そう…なのかな…。
あ、
ママにそういえば聞いてない!!
「ってか、何でカラオケにしたの??!」